RT-BOX(遠隔多重伝送装置)の修理と更改

弊社では既存のRT-BOX(遠隔多重伝送装置)の保全として、補修工事や危険な部分の更改工事を行っています。長い間、利用されるRT-BOXですが、適切な保守メンテナンスをしなければ構造躯体の劣化が進んでしまいます。


例えば、空調機の故障は内部にある装置に重大な影響を与える可能性もあるため、定期的な保守点検・保守管理が必要となります。弊社では、RT-BOXの製造から携わってきた経験と長年保守点検・保守管理を行ってきた実績からRT-BOXに関する様々な提案や施工を実施することが出来ます。


RT-BOX外観1

RT-BOX(遠隔多重伝送装置)とは

RT-BOX外観4

一般の方々にはあまり耳にする機会はないと思いますが、RT-BOXについて簡単にご紹介いたします。

RT-BOX(正式名称:Remote Terminal-BOX)は遠隔多重伝送装置という名称が日本語表記名ですが、その役割を説明すると、自動交換機設置局へ遠隔収容する光加入者線多重伝送装置を屋外に設置するためのボックスの事です。このボックスは、基本的には運んで移動させることが出来る前提で 作られており、遠隔地の加入者を効率よく収容するために、自動交換機から加入者回線収容位置を遠隔に張り出したボックスタイプのものを総称してRT-BOXと呼んでいます。

要約すると、RT-BOXとはいわゆる中継器の事で、通信回線利用者宅からRT-BOXまではメタル線を用いたケーブルで情報を伝達し、そこから自動交換機までは光ファイバーを用いて光信号として送る為の装置です。

メタル線の場合は、交換機から利用者宅までの距離によって伝送損失されてしまいますので、遠隔地などにある場所へは向いていないと言うのが現状です。それを解消するべく、距離による伝送損失がほとんどない方法でこのような中継機を設置して情報を伝達していると言う訳です。

あまりご存知の方も多くはないので、気付きにくいですが、気にしてみると山道などでRT-BOXを見かける事もあるかもしれませんよ。

RT-BOXにおける問題点

RT-BOXにおける問題点は今までに様々な形で報告がされてきています。弊社でもご相談を受けることが多々ありますが、代表的なものは次のようなものです。

天吊り用空調機 UAD-20 UAD-10
RT-BOXで使用されている空調機は天吊りタイプや壁面タイプ等色々な種類がありますが、長い間利用するRT-BOXですから利用中に故障する事もよく起こります。RT-BOXの中にある装置には熱を嫌う装置も多く設置してありますので、空調機が故障した場合には早急な修理が必要です。
日頃からメンテナンスをすることで故障の頻度を減らし、より長く安全に空調機を使用出来るようになりますので、定期点検をお勧めしています。定期点検のご用命は弊社までお問い合わせください。
劣化して割れたコーキング 空調機ドレンパン下部 漏水して水を含んだBOX内壁面
塗装やコーキング等が劣化してくると、防水性が失われてしまい、RT-BOXの内部に水が浸入して装置の故障に繋がったり、上記写真ようにコーキングに日々が入ってしまうと、そこから内部に水分が浸入してしまい ボックス内の装置が故障してしまう可能性があります。このようにならないためにも、定期的に塗装の塗り替え(3年から4年が目安)やコーキングの打ち替えを実施し、劣化したままの状態で長時間放置しない事が求められます。
内部に水分した右側の写真は近くに電気配線もあり非常に危険な状態でした。
錆びが放置された床下梁 土台部分の錆び 外部ブレーカーボックスの錆び
RT-BOXと錆びは切っても切れない関係です。長年使用するRT-BOXは定期的に塗装の塗り替えやコーキングの打ち替えが必要な事は先述しましたが、メンテナンスをせずに放置してしまうと構造躯体の強度に影響を与えてしまう可能性があります。
よく見落とされてしまう床下を見て見ると、梁部分に何も防水処理がされていないことが多く写真のように錆びてしまっている事が少なくありません。塗装塗替え時期に床下もしっかりと塗り替える事や、発泡ウレタンなどで梁部をしっかりと包み込むことで、重要な構造躯体の劣化を抑えることが出来ます。
塩害により腐食した空調機のドレン管 塩害により腐食した土台廻り 塩害により一部崩れ落ちた空調機室外機
沿岸部の近くに設置してあるRT-BOXは特に注意深くメンテナンスをしなければなりません。沿岸部は海水からの塩分が潮風によって運ばれるため、空気中の塩分濃度が高くなってしまいます。塩分濃度が高くなると 金属は錆びやすくなり、塗装やコーキングの劣化速度も平均よりも早くなってしまいます。そのため、防水対策などをしっかりとして、対策をする必要があります。
塗装の頻度は状況にもよりますが、通常のサイクルよりも早い2年から3年を目安に塗り替えをお勧めします。表面に赤錆びが出る程度であれば簡単な補修で済みますが、穴が開いたり崩れ落ちたりしている場合には装置の保護を目的に大規模な改修工事をお勧めします。
夏の強い日差しに晒されるRT-BOX1 夏の強い日差しに晒されるRT-BOX2 夏の強い日差しに晒されるRT-BOX3
最近の地球温暖化の影響で夏季期間には過酷な熱波に見舞われる事が多くなってきました。空調機や塗装など、期待通りの性能を発揮してくれれば問題はないのですが、夏場には気温の上昇により空調機が故障してしまう事 も少なくありません。故障してしまうと、熱伝導率の高い金属で作られているRT-BOXの室温は急上昇してしまいます。 そうならないためにも、遮熱性の高い塗料を使用したり、断熱効果の高い素材を選ぶ事が必要になります。
弊社ではオリジナル設計の二重屋根のご提案も行っていますので、RT-BOXの熱対策の事なら弊社へお任せ下さい。
雪の中に佇むRT-BOX1 雪の中に佇むRT-BOX2 換気フードに氷柱ができてます。危ない!
冬期に雪が降る地域では融雪の対策が求められます。RT-BOXに行くまでの通路が凍結していたり積雪が沢山ある場合には、移動中に転倒をする可能性が高くなり、非常に危険な状態になります。通路が常に使えるように融雪を促す機構や仕組みを構築することが必要です。

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